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ソフィー・マルソー(Sophie Marceau、1966年11月17日 - )はフランスパリ出身の女優

経歴 編集

13歳の時にオーディションで数百人の中から選ばれた[1]ラ・ブーム』の主役でデビューし、一躍トップ・アイドルとなった。実名とイニシャルを変えないように、マルセル・マルソーから姓を採った。

ややアジア人に似た外見が特徴で、これは本人も認めるところである[2][3]。また、イザベル・アジャーニに似ているともいわれた[4][5]

現在もフランスでの人気は高く、女優部門で51%の支持を集めトップになった[6]とも、 最も売れている女優である[7]とも伝えられる。

デビュー以前 編集

フランスのパリに、トラック運転手と店員の夫婦の第2子として生まれる[8]。平日は家族のレストランを手伝い、週末はエソンヌ県ヴェール=ル=プチ (en fr) にある家で過ごした。 両親は9歳のときに離婚している[9]

キャリアのはじまり 編集

1980年2月、母と共に10代を探しているモデル事務所を偶然見つけ、写真を撮ったが声がかかることは期待していなかった。 そのころ、クロード・ピノトー監督の『ラ・ブーム』でキャスティングディレクターをしていたフランソワーズ・メニドレイ (Françoise Menidrey) がモデル事務所に新人を推薦するよう声をかけて回っていた。ラッシュを見たあと、ゴーモンの社長アラン・ポワレ (fr) は長期契約にサインした。 『ラ・ブーム』はフランスで入場券450万枚の売り上げを記録する[10]に留まらず、他のヨーロッパ諸国[10]や日本を含めたアジア[11]でもヒットとなった。

1981年に、ピエール・ドラノエ (fr) 作の"Dream in Blue"でフランソワ・ヴァレリー (fr) とデュエット、歌手デビューした。

初期 編集

1982年、16歳のとき、ゴーモンと100万フランで再び契約を結ぶ[12]。 同年の続編『ラ・ブーム2』でセザール賞最優秀新人女優賞を受賞した。

「『好奇心にあふれているけれど、とりあえず無垢な女の子』でいてくれたのは、この二作ぐらいまで。」「この後、どんどん大胆な役にチャレンジ」[1]しはじめる。 1984年『フォート・サガン』でジェラール・ドパルデューカトリーヌ・ドヌーブと共演。 1985年『狂気の愛』は後にパートナーとなるアンジェイ・ズラウスキーとの初の作品。 1986年『デサント・オ・ザンファー 地獄に堕ちて』で『ラ・ブーム』の父親役と歳の離れた夫婦を演じる。 1988年に『ラ・ブーム』と同じ監督で『スチューデント』、また『ソフィー・マルソーの愛、革命に生きて』でカブールにおける国際ロマンチック映画祭最優秀ロマンチック女優賞を受賞[13]

1991年にはEurydice (fr) で舞台に挑戦、モリエール賞 (en) の最優秀新人女優賞を受賞[12]

娯楽性の強い1993年のコメディ映画『恋人たちのアパルトマン』や1994年の『ソフィー・マルソーの三銃士』はヨーロッパやそれ以外でも人気を博した。 同年、舞台にも復帰し『ピグマリオン』でイライザを演じた[13]

英語圏への進出 編集

英語をマスターし[14]、 英語圏の映画に出演し英米で知られるようになるのは1995年メル・ギブソン監督『ブレイブハート』のイザベラ王女から[15]。 1997年、ウィリアム・ニコルソンがイギリスで撮影した『ファイヤーライト』、ヴェラ・ベルモン (fr) がフランスで撮影した『女優マルキーズ』 (fr)、バーナード・ローズ (en fr) がロシアで撮影した『アンナ・カレーニナ』と立て続けに主演する。 1999年には悪役のボンドガールであるエレクトラ・キングを『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』で演じる。 当時のパートナー、アンジェイ・ズラウスキーとは2000年に再び『女写真家ソフィー』で組み、カブールの国際ロマンチック映画祭で再び最優秀ロマンチック女優賞を受賞[13]。 21世紀に入っても女優活動は盛んで、2008年のLOL (Laughing Out Loud)はフランスでヒットした。高級宝飾品ブランド「ショーメ」(en fr) の広告ではモデルと監督をしている。

著述・監督 編集

1996年に、半自伝的小説Menteuse(邦訳『うそをつく女』2000年、草思社。英訳Telling Lies、2001年)を刊行、一人称の主人公は誇り高く率直で、しかしそのために脆く残酷な女優である[16]。名前を明かさない主人公によって、記憶と空想と印象に満ちた世界に誘われる。作品は「女性のアイデンティティの探求」と評され[9]、フランスでは大きくとりあげられた[16]

1995年に短編映画L'Aube à l'enversで映画初監督、ジュディス・ゴドレシュ (en fr) の主演になる。

2002年、同じ主演による長編映画監督としてのデビュー作『聞かせてよ、愛の言葉を』(en fr) をモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞で飾る。脚本・主演もした『過去から来た女』は2006年の作品で、2008年に開催された東京のフランス映画祭のオープニングを飾った。

社会貢献活動 編集

病気を患っている子どもたちを対象に、その子らの夢の実現を応援するフランスの団体「Arc-en-Ciel(虹)」で活動している[17]

私生活 編集

17年にわたり26歳年上の映画監督のアンジェイ・ズラウスキーと生活を共にし、1995年には息子をもうけている。2001年に離別し、プロデューサーのジム・レムリー (fr) と同居、のち2002年に娘をロンドンで出産している。2007年以降は『過去から来た女』で主役にすえたクリストフ・ランベールと恋人関係にある。

作品 編集

映画出演 編集

舞台出演 編集

監督映画 編集

著書 編集

受賞・受勲 編集

日本での活動 編集

主要なもののみ

映画祭 編集

テレビ番組 編集

  • 「岸惠子の時代気分」:テレビ神奈川。女優・岸惠子が司会の1対1のトーク番組でパリロケの回のゲスト。フランス語通訳は岸自身が担当した。

広告 編集

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 『うそをつく女』の佐藤友紀による解説
  2. 「当時、私は広告代理店と仕事をすることが多かった。得意先はもっぱら日本人と韓国人。アジア人にそっくりの目と浅黒い肌をした私は、日本の桜のように満開を迎えた女の子、日本語で言うところの、<かわいい>女の子。」(『うそをつく女』48-49頁)
  3. 『ラ・ブーム2』ではカルトランジュの写真を見せあった相手が「中国人みたいだ」という場面がある。
  4. 「中国人みたいだ」という場面の直後に「アジャーニの妹みたいだ」とも言っている。
  5. 「その端正な美少女ぶりはイザベル・アジャーニに似てもいた」(テンプレート:Cite journal
  6. 時事通信の伝える仏紙「パリジャン」の2009年の調査。テンプレート:Cite web
  7. 仏紙「フィガロ」が2009年にフランスでもっとも収入の多かった俳優を調査。290万ユーロ。男優のJean Dujardin (en fr), Dany Boom (en fr) に次ぐ。
  8. テンプレート:Cite news
  9. 9.0 9.1 テンプレート:Cite news
  10. 10.0 10.1 キネマ旬報(テンプレート:Cite journal)ではイタリア・スイス・ドイツをあげている。
  11. IMDbのフォーラムDreams are my reality - Was it a hit in your countries ?ではフィリピン・台湾・香港からヒットだったと報告がある。
  12. 12.0 12.1 Sophie Marceau - Biography - IMDb
  13. 13.0 13.1 13.2 Sophie Marceau - BiFi
  14. 佐藤友紀(「解説−正直な心の風景」、ソフィー・マルソー『うそをつく女』に収録)によれば、個人教授と語学学校通いをしたという。
  15. 「今見ると『ブレイブハート』の英語はひどいけど、怖いとは思わなかった。英語は演技するにはしやすい言葉よ。」(アンナ・カレーニナ日本公開時のインタビュー、テンプレート:Cite journal
  16. 16.0 16.1 『うそをつく女』の金子ゆき子による訳者あとがき
  17. テンプレート:Cite web

外部リンク 編集

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